ようこそジャポンへ

昨日は、面白い出会いがあり実りの多き日でした。
昼前に母と「何を食べよう。」と話をしていると
初老のアメリカ人男性がいらして、何でも老眼鏡変わりのアンティークのルーペペンダント
のレンズを新しくして欲しいとの事。
父がレンズを取り替えている間に、私達は彼と旅の話や映画の話をしました。
彼は、日本の文化(特におやじギャグ)に本当に詳しかった。
ユーモア100%の人柄に、私はホッとして心が軽くなった。
きっと小津安二郎の東京物語を観て心動かされ日本に来たのだ。
今の日本にはない古き良き日本に憧れたんだろう。
旅の話に戻り、「今まで住んだ場所で一番のお気に入りは?」と聞くと
「Paris」と答えてくれた。
私は、「お洒落な街だね!」と行った事もないけど答えてしまう。
相変わらず適当な返事だけど、きっとお洒落な国だと思うから。
しばらく雑談をし男性が帰った後。

今度は、笑顔がキュートなフランス人女性が家族を連れて来てくれた。
彼女の依頼はメガネフレームの広がりを治す事。
これまた、適当な酷い片言のフランス語で話かけるととても喜んでくれるから嬉しくなった。
bonjoirと言ったのは本当に久しぶり、改めてボンジュールやメルスィーという
言葉の響きはとても美しい思う。
彼女達は、パリに住んでいて3週間の休暇を利用して日本を回っているそう。
とても楽しんでいるようにも見えたし疲れているようにも見えた。
冷たい麦茶を出すと、「これはモロカンスタイルだね!」と喜んでくれる。
喜んでくれると私も嬉しくなる。
言葉が的確に通じ合う間柄では無いけど、
何かが通じている。
彼女達との時間が楽しくて嬉しくて
もう少し一緒にいたいなと思ったけど、スケジュールを邪魔してはいけないと思い、
「Bon voyage」と「A bientot」と言いさよならをした。
その後、しばらくして名前を聞けば良かったと思っていると、彼女が戻って来て
メールアドレスを教え自己紹介をしてくれる。
私も同じ事をした後、ここまできたら彼女達家族を宿まで送り届けたいと思い車を出した。
なぜ親切をしたいかと言えば、私は旅先で色々な人に親切にしてもらう。
だから、恩返しの気持ちで自分なりの優しさを旅人に伝えるのだ。
(エゴかもしれないけど。)
宿までの短い道のり、私の大好きなマリオン・コティリアールの話をしたり、
エッフェル塔の話を聞いた、何でも冬のエッフェル塔が一番美しいらしい。
素直に冬のパリの空気を味わいたいと感じる。

芸術の都パリはきっと素敵な街。
でも、フローレンスと会わなければパリに行ってみたいとは思わなかった。
これもなにかのご縁。
いつかきっとパリに行く事でしょう。

A bientot Florence
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by t7moko | 2013-07-30 22:54